1971年にカナダが多文化主義政策を導入してから、多くの町が世界有数の多文化的な側面を持つようになりました。これが世界中の多くの国々から、何千という留学生を引き付ける理由です。また、カナダには習慣や伝統に見て取れる豊かで多様な文化遺産があり、初めて訪れる人はこうした伝統に触れることで、刺激的で、人生が豊かになるような体験ができます。カナダ中の人々が、独特な文化的アイデンティティを尊重し、この国を特徴づける多文化主義を受け入れています。
カナダの文化や伝統の際立った特徴に、それが人々を一つにまとめる、ということが言えます。カナダの日といった祝日であれ、各地で行われる特定の民族グループのお祭りであれ、こうした機会があるおかげで人々が集まり、自分たちの伝統や文化を分かち合い、カナダ人として共有するアイデンティティを祝うのです。また、カナダの文化や伝統は歴史に根差しており、何世代にも渡って引き継がれてきました。
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カナダ留学：文化、習慣、伝統やその他の情報を知ろう
先住民族文化
カナダの先住民文化には何千年にもさかのぼる、豊かな伝統があります。現在カナダには600を超えるファースト・ネーション（先住民族）があり、それぞれが独自の伝統、言語、習慣を持っています。パウワウというお祭りでは多くの先住民族コミュニティーが集まり、踊り、歌い、自分達の文化を祝います。そこでは伝統音楽、食事、芸術を楽しめます。6月21日に開催される先住民族の日では、多様な文化、伝統、カナダの先住民族の活躍を再確認し祝います。
カナダの日
これはカナダの国民の祝日で、7月1日に祝われます。これは1867年に行われた英領北アメリカ法の制定を記念する日で、この法律によってイギリス連邦王国の一部としてノバスコシア、カナダ、ニューブランズウィックという3つの植民地が一つの自治領になりました。カナダの日には国中でパレード、花火、その他のフェスティバルが行われます。
カナダの感謝祭
カナダの感謝祭は毎年10月の第2月曜日に行われ、カナダ人がその一年の恵みに感謝し、収穫の季節を祝う日です。アメリカの感謝祭と似ている点はありますが、明らかに異なる部分もあります。
アメリカにおいてもカナダにおいても感謝祭にはフットボールやパレードがつきものですが、カナダの感謝祭はアメリカに比べると控えめなものです。多くのカナダ人が家族や友人と集まり、七面鳥の丸焼き、その中の詰め物、クランベリーソース、マッシュポテトとグレイビーソースといった伝統的なご馳走を食べます。他にもパンプキンパイやアップルパイ、その他の季節のデザートを食べることも一般的です。
アイスホッケー
ホッケーはよくカナダの国民的スポーツと捉えられます。6人からなる2つのチームが氷上で戦う速いペースのスポーツです。カナダ人にとってホッケーは大切で、カナダ文化の重要な部分を占めています。多くのコミュニティーにチームがあり、毎年国中がスタンレーカップ・プレーオフに夢中になります。
ティムホートンズ - Tim Hortons
ティムホートンズはカナダで人気のコーヒーとドーナツチェーンで、文化的シンボルとなっています。1964年にプロホッケーリーグNHLの元プレーヤーにとって設立され、今ではカナダ全土に4,000店以上を構えています。多くのカナダ人がティムホートンズのコーヒーで一日をスタートし、お店を代表する一口サイズのドーナツ、ティムビッツを好んで食べます。
メープルシロップ
メープルシロップは単に自然な甘味料というだけでなく、カナダの伝統の象徴です。カナダはメープルシロップの世界最大の生産国で、パンケーキ、ワッフル、その他の朝食に出される食べ物と一緒に出されます。メープルシロップは一年を通して楽しまれ、料理や焼き菓子の甘味料として使われます。カナダ文化に深く根差しており、カナダ人のアイデンティティのシンボルと考えられています。毎年メープルシロップ祭りがカナダの多くの都市や町で開催され、試食会、パンケーキ・ブレックファーストや伝統的な製法の実演を楽しめます。
プーティン
プーティンは1950年代ケベック州で生まれた、カナダ人が大好きな料理です。フライドポテト、チーズカードとグレイビーからなる食べ物で、カナダを代表的する料理です。プーティンはカナダ国外でも人気で、世界中の多くのレストランがオリジナルの料理を出します。しかしカナダ人にとってプーティンは「美味しいおやつ」以上の意味合いを持ちます。これは国のシンボルなのです。
カナダについて
- カナダは世界で2番目に大きな国で、990万平方キロの面積があります。湾岸線は世界で最も長く、202,080キロにも及びます。
- カナダの公用語は2言語。英語とフランス語です。
- 世界でも有名なナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境を接する地域にあります。
- 広大な森林があり、国土の30％以上が森で覆われています。
- カナダには世界で最も淡水湖が集中している国で、世界の60％の湖がこの国にあります。
- 地球で最も古い岩がカナダにはあります。場所はカナダ楯状地（たてじょうち）で、ここにある岩は40億年以上前に形成されたと言われています。
カナダの大学トップ３
1. University of Toronto
U of Tはカナダでランキング１位の大学で、世界でも有数の研究施設の一つでもあります。1827年に設立され、現在90,000人以上の学生と14,000人以上の講師が在籍しています。学士課程を希望するの生徒の入学率は約43％です。
- 有名なコース: Computer Science, Business Administration, Engineering
2. McGill University
McGill Universityはケベック州のモントリオールにあり、カナダの最も名門とされる大学の一つです。1821年に設立され、優れた教育と革新的な研究で知られています。当大学の学部課程を希望する生徒の合格率は、約41％です。
3. University of British Columbia
UBCはブリティッシュコロンビア州のバンクーバーにあり、カナダでもトップの大学の一つです。70,000人以上の学生と15,000人以上の講師を抱えるUBCには、大学生、大学院生の為の豊富なプログラムを提供する、一流の研究施設があります。同大学の学部課程を希望する生徒の合格率は、約52％です。
- Best Courses: Computer Science, Engineering, Business Administration
留学生のカナダでの暮らし
どのようなタイプの住居にするのかは、カナダで勉強する上で最も重要な決定事項の一つです。数多くの学生向きの住宅タイプがあり、最終決定をする前に調べることができます。最も人気の住宅施設を見てみましょう。
キャンパス内の学生寮
カナダの多くの大学には留学生向きの寮が、キャンパス内にあります。便利な上に一学年度のコストは$4,000～$10,000 CADと、割安です。
キャンパス外の賃貸物件
キャンパス外で生活する場合、アパートを借りる、シェアハウスに住む、ルームメートとアパートで暮らす、またはホームステイするなどの選択肢があります。キャンパス外の物件の月々の平均賃貸料は場所やタイプによりますが、$600～$2,000 CADが相場です。
Homestays
ホームステイは特にカナダに初めて滞在する留学生にとって、人気のあるオプションです。カナダ人の家族と生活することで、英語を練習する機会も持てます。滞在費用は場所や提供されるサービスの内容によりますが、月々$800～$1,500 CADが平均です。
Hostels
ホステルは短期の宿泊、例えばオリエンテーション期間や長期滞在先を探している間にぴったりな、財布に優しいオプションです。コストは場所や提供されるサービスの内容によりますが、一泊$20～$50 CADが平均です。
カナダの生活費
カナダでかかる生活費は場所や他の要因に大きく左右されます。Numbeoの最近の調査によると、単身者のカナダの生活費は、賃貸料も含めて月々平均$2,731CADです。
しかしこれは街によってかなり異なります。留学生にとって生活費が最も高い街はどこかという話になると、よくバンクーバーが挙がります。要因は高い住居費で、平均はだいたい$3,200CADに及びます。しかしトロント、モントリオールやビクトリアといった他の街での生活費も場所や住居費によって高額になることがあります。だからこそ住居について最終決定をする前に、住居タイプやそれに見合った予算を徹底的に調べ検討する必要があります。
カナダでの留学
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